マウスピース矯正中に虫歯になりやすいって本当?原因と予防法を徹底解説|赤坂ONO Dental Clinic|赤坂駅の歯医者・土日診療

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医療コラム

マウスピース矯正中に虫歯になりやすいって本当?原因と予防法を徹底解説|赤坂ONO Dental Clinic|赤坂駅の歯医者・土日診療

マウスピース矯正中に虫歯になりやすいって本当?原因と予防法を徹底解説

マウスピース矯正中に「虫歯になりやすい」と聞いて不安を感じている方は多いのではないでしょうか。本記事では、マウスピース矯正中に虫歯が生じやすい原因・予防法・虫歯ができてしまった場合の対処法を、歯科医師の視点から詳しく解説します。

マウスピース矯正と虫歯リスクのイメージ図マウスピース矯正中に虫歯になりやすいのは本当か?

マウスピース矯正中は、必ずしも虫歯になりやすいわけではありません。取り外しができるため、正しいケアを行えばワイヤー矯正と比較して虫歯リスクを低く抑えられます。

ただし、1日20〜22時間の装着が推奨されており(各矯正専門クリニック推奨基準)、長時間にわたって歯がマウスピースで覆われる状態が続きます。この環境が整わないと、虫歯菌が増殖しやすい状態を招いてしまいます。

「取り外せるから大丈夫」と油断してケアを怠ると、むしろ虫歯リスクが高まる点に注意が必要です。

マウスピース矯正中に虫歯になりやすい3つの原因とは?

虫歯リスクが高まる主な原因は「唾液の自浄作用の低下」「口腔内の乾燥」「マウスピースの不衛生」の3つです。

唾液の自浄作用が低下する

唾液には虫歯菌を殺菌し、歯の「再石灰化」を促す重要な役割があります。マウスピースを長時間装着すると、唾液が歯の表面に行き渡りにくくなり、この自浄作用が著しく低下します。

虫歯菌は炭水化物(砂糖)を分解して酸を産生し、歯のエナメル質を溶かします。唾液による中和・修復が追いつかない状態が続くと、虫歯が進行しやすくなります。

口腔内が乾燥しやすくなる

マウスピース装着中は口腔内が乾燥しやすく、「口が乾く」と感じる方も多くいます。乾燥状態では細菌が繁殖しやすくなり、歯の表面に汚れが付着しやすくなるため、歯磨きをしても汚れが落ちにくくなります。

水をこまめに飲むことで口腔内の乾燥を防ぎ、唾液分泌の促進にもつながります。

マウスピース自体が不衛生になりやすい

歯磨きを丁寧に行っていても、マウスピース自体が汚れていると虫歯リスクは高まります。マウスピースには細菌や食べかすが付着しやすく、不衛生な状態で長時間装着すると口腔内が常に汚染された状態になります。

また、歯の表面に「アタッチメント」と呼ばれる突起がついている場合、その周辺にも汚れが溜まりやすいため、丁寧なブラッシングが欠かせません。

虫歯になりやすい部位はどこか?

マウスピース矯正中に特に虫歯が生じやすい部位は、主に以下の3か所です。

  • 歯とマウスピースの接触面…マウスピースが密着する部分は唾液の自浄作用が届きにくく、食べかすやプラークが溜まりやすい。
  • 歯の密集部分・歯間…歯並びが悪い部分や矯正中に歯が動く過程で一時的に密集する箇所は、ブラッシングが届きにくい。
  • 歯ぐきと歯の境目…歯垢が溜まりやすく、歯周病と虫歯の両方のリスクが高い部位。

これらの部位は意識して丁寧にケアすることが重要です。

マウスピース矯正中の虫歯になりやすい部位の解説図マウスピース矯正中の虫歯を予防する方法は?

虫歯予防の基本は「食後の歯磨き」「マウスピースの洗浄」「定期検診」の3本柱です。以下に具体的な7つの予防策を紹介します。

飲食中は必ずマウスピースを外す

飲食の際はマウスピースを外すことが鉄則です。装着したまま食事をすると、食べかすや糖分がマウスピースと歯の間に閉じ込められ、虫歯菌が増殖しやすい環境を作ります。

糖分を含まない水であれば装着したままでも問題ありませんが、ジュース・炭酸飲料・コーヒーなどは必ず外してから飲むようにしましょう。

食後は必ず歯磨きをしてから再装着する

食後に歯磨きをせずにマウスピースを再装着すると、プラーク(歯垢)がマウスピースで覆われた状態になり、唾液が届かないまま虫歯菌が活動し続けます。

フッ素配合の歯磨き粉を使用することで、歯の再石灰化を促進し虫歯予防効果を高めることができます。外出先でも携帯用の歯ブラシを持ち歩く習慣をつけましょう。

デンタルフロス・歯間ブラシを毎日使う

歯ブラシだけでは歯間の汚れを完全に除去できません。デンタルフロスや歯間ブラシを毎日使うことで、歯間に溜まった食べかすやプラークを効果的に除去できます。

特に歯と歯の間は虫歯が発生しやすい部位のため、フロス習慣の有無で虫歯予防効果に大きな差が生まれます。

積極的に水を飲む

口腔内の乾燥を防ぐため、水をこまめに摂取することが大切です。水分補給により唾液の分泌が促進され、自浄作用の維持につながります。

マウスピースを毎日洗浄する

マウスピースは毎日ぬるま湯で洗浄し、定期的に専用の洗浄剤を使用することが推奨されます。洗浄後はしっかり乾燥させてから保管しましょう。湿った状態での保管は細菌繁殖の原因になります。

熱湯での洗浄はマウスピースの変形を招くため、必ずぬるま湯(40℃以下)を使用してください。

フッ素塗布を活用する

歯科医院でのフッ素塗布は、歯のエナメル質を強化し虫歯への抵抗力を高める効果があります。矯正治療中の定期検診の際に合わせて受けることをおすすめします。

定期的に歯科検診を受ける

マウスピース矯正中は、定期的な歯科検診が欠かせません。矯正の進捗確認と同時に、虫歯の早期発見・早期治療が可能になります。自分では気づきにくい初期虫歯も、歯科医師による検診で発見できます。

矯正前・矯正中に虫歯が見つかったらどうすればよいか?

虫歯が見つかったタイミングによって対応が異なります。いずれの場合も早めの相談が重要です。

矯正前に虫歯が見つかった場合

矯正開始前に虫歯治療を完了させることが原則です。マウスピース矯正は、初診時に歯並びのスキャニングデータを取得し、そのデータに基づいて治療計画を立てます。

矯正途中で虫歯治療を行うと、詰め物や被せ物によって歯の形が変わり、マウスピースが適切にフィットしなくなる恐れがあります。歯型の再スキャンが必要になると、その分矯正期間が延長します。虫歯は早期治療が重要なため、まず虫歯を治療してから矯正を開始しましょう。

矯正中に虫歯が見つかった場合

矯正中に虫歯が発生した場合、虫歯の進行度によって対応が変わります

  • 初期段階の虫歯…歯の形が大きく変わらない治療であれば、矯正を継続しながら虫歯治療が可能なケースがあります。
  • 進行した虫歯(削る・抜歯が必要)…マウスピース矯正を一時中断し、虫歯治療を優先します。治療完了後に矯正を再開します。

「矯正による歯の動く痛みとは異なる」「ズキズキした痛みがある」「見た目に変化がある」といった症状を感じたら、早めに担当の歯科医師に相談してください。

マウスピース矯正中の虫歯対処フローのイメージインビザラインGOなど部分矯正でも虫歯リスクは同じか?

インビザラインGOなどの部分矯正でも、マウスピースを長時間装着する点は全顎矯正と変わりません。そのため、唾液の自浄作用低下・口腔乾燥・ケア不足による虫歯リスクは同様に存在します。

部分矯正は治療期間が比較的短い(数か月〜1年程度)ケースが多いですが、その期間中も口腔ケアを怠らないことが大切です。当院(赤坂ONO Dental Clinic)でもインビザラインGOを提供しており、矯正開始前の口腔内チェックと定期的なメンテナンスを重視しています。

マウスピース矯正中の正しいブラッシング方法は?

矯正中は歯が少しずつ動くため、歯並びが変化します。矯正前と同じ磨き方では磨き残しが生じやすくなります。

  • 歯ブラシの角度…歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当て、細かく振動させる「バス法」が効果的です。
  • 磨く順番…上の歯→下の歯→内側→外側と順番を決めて磨き残しを防ぐ。
  • アタッチメント周辺…アタッチメントがある場合は、その周囲を特に丁寧にブラッシングする。
  • フロス・歯間ブラシの併用…歯ブラシだけでは除去できない歯間の汚れを補完する。

矯正中は定期的に歯科衛生士によるブラッシング指導を受けることで、自分の磨き残しのクセを把握し改善できます。

マウスピース矯正中の虫歯予防や口腔ケアについてお悩みの方は、ぜひ赤坂ONO Dental Clinicにご相談ください。赤坂駅7番出入り口から徒歩1分、平日(月・水・木)は22時まで・土日も診療しており、お忙しい方でも通院しやすい環境を整えています。矯正開始前の口腔内チェックから定期メンテナンスまで、一貫してサポートします。

よくある質問

マウスピース矯正中は虫歯になりやすいですか?

適切なケアを行えばワイヤー矯正より虫歯になりにくいとされています。ただし1日20〜22時間の装着で唾液の自浄作用が低下するため、食後の歯磨きとマウスピースの洗浄を徹底することが重要です。

マウスピースを装着したまま飲み物を飲んでもよいですか?

糖分を含まない水であれば問題ありません。ジュース・炭酸飲料・コーヒーなど糖分を含む飲み物は必ずマウスピースを外してから飲んでください。糖分がマウスピース内に閉じ込められると虫歯リスクが大幅に高まります。

矯正中に虫歯ができたら矯正は中断しなければなりませんか?

虫歯の進行度によって異なります。初期段階であれば矯正を継続しながら治療できるケースがあります。歯を大きく削る・抜歯が必要な場合は矯正を一時中断することがあります。

マウスピースはどのように洗浄すればよいですか?

毎日ぬるま湯(40℃以下)で洗浄し、定期的に専用洗浄剤を使用することが推奨されます。熱湯は変形の原因になるため使用しないでください。洗浄後は乾燥させてから保管しましょう。

矯正前に虫歯があったらどうすればよいですか?

矯正開始前に虫歯治療を完了させることが原則です。矯正中に虫歯治療を行うと歯の形が変わりマウスピースが合わなくなる恐れがあるため、先に虫歯を治してから矯正を開始します。

マウスピース矯正中に特に虫歯になりやすい部位はどこですか?

歯とマウスピースの接触面・歯の密集部分や歯間・歯ぐきと歯の境目の3か所が特にリスクが高い部位です。これらの部位を意識して丁寧にケアすることが重要です。

フッ素入り歯磨き粉は矯正中も使えますか?

使用できます。フッ素には歯のエナメル質を強化し再石灰化を促す効果があり、矯正中の虫歯予防に有効です。歯科医院でのフッ素塗布と合わせて活用することをおすすめします。

インビザラインGOなどの部分矯正でも虫歯リスクはありますか?

部分矯正でも長時間マウスピースを装着する点は同じため、虫歯リスクは存在します。治療期間が短くても口腔ケアを怠らないことが大切です。

マウスピース矯正中の定期検診はどのくらいの頻度で受けるべきですか?

一般的に1〜3か月に1回の定期検診が推奨されます。矯正の進捗確認と同時に虫歯・歯周病の早期発見・予防処置を受けることができます。

矯正中に歯がズキズキ痛む場合は虫歯ですか?

矯正による歯の動く痛みとは異なるズキズキした痛みや見た目の変化がある場合は虫歯の可能性があります。早めに担当の歯科医師に相談してください。放置すると矯正中断のリスクが高まります。

結論

マウスピース矯正中の虫歯リスクは、適切なケアで十分に予防できます。「食後の歯磨き+マウスピースの毎日洗浄+デンタルフロスの活用+定期検診」の4つを習慣化することが最も重要です。矯正開始前に虫歯を治療しておくことも、スムーズな矯正治療の前提条件です。不安を感じたら早めに歯科医師に相談し、虫歯を小さいうちに対処することで矯正の中断リスクを最小限に抑えましょう。

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監修者プロフィール
院長 小野 雄大(おの たけひろ)先生

赤坂駅から徒歩1分の歯医者・歯科クリニック 赤坂ONO Dental Clinicの院長 小野 雄大

略歴
– 2015年3月:岩手医科大学 歯科医師臨床研修 修了
– 医療法人(秋田)、岩手医科大学放射線科、神奈川県内医療法人などで幅広く勤務
– 2024年2月:赤坂ONO Dental Clinic 開業

診療スタンス
– 丁寧なカウンセリングを重視し、口腔内写真やレントゲンを用いて現在の状態をしっかり説明
– 患者さまに治療内容のメリット・デメリットを理解していただいた上で選択してもらう治療方針を実践
– 自身も歯科治療の経験があることから、「患者さまに寄り添う治療」を大切にしている

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