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医療コラム

矯正中に口内炎ができやすいのはなぜ?原因と悪化を防ぐ対処法を解説|赤坂ONO Dental Clinic|赤坂駅の歯医者・土日診療

矯正中に口内炎ができやすいのはなぜ?原因と悪化を防ぐ対処法を解説

矯正治療を始めてから、口内炎に悩まされていませんか?

「せっかく歯並びをきれいにしようと決意したのに、口内炎の痛みで食事も会話もつらい…」そんな声は、矯正治療中の患者さんからよく聞かれます。実際、矯正装置を装着した直後から口内炎ができてしまい、痛みに戸惑う方は少なくありません。

口内炎ができる理由は、矯正装置による物理的な刺激だけではありません。ストレスや栄養不足、口腔内の衛生状態など、複数の要因が重なって発生することが多いです。原因をきちんと理解することで、適切な対処法と予防策が見えてきます。

この記事では、矯正中に口内炎ができやすい理由を丁寧に解説し、痛みを和らげる具体的な対処法と、繰り返さないための予防策までご紹介します。矯正治療を快適に続けるために、ぜひ最後までお読みください。

矯正中に口内炎ができやすい主な原因

矯正中の口内炎には、いくつかの異なる原因があります。

まず大きく分けると、「矯正装置による物理的な刺激」と「全身的な要因(ストレス・栄養不足など)」の2種類に分類できます。それぞれの特徴を理解することが、適切な対処への第一歩です。

矯正装置が粘膜を傷つける「カタル性口内炎」

矯正治療中にもっとも起こりやすいのが、「カタル性口内炎」です。

ワイヤー・ブラケット矯正では、歯の表面に金属やセラミックのブラケットを装着し、そこにワイヤーを通して歯を動かします。この装置の一部が唇や頬の内側に当たりやすく、摩擦によって粘膜が傷つくことで口内炎が発生します。特に矯正を始めたばかりの頃や、装置を調整した直後は痛みが強く出やすい傾向があります。

カタル性口内炎の特徴としては、以下のような症状が挙げられます。

  • 舌やお口の粘膜が部分的に赤く腫れている
  • 腫れた部分が熱をもっている
  • 水ぶくれができている
  • 唾液の量が増え、粘り気が強くなる
  • 傷がついた部分と周囲の境界線が分かりにくい
  • 味覚を感じにくい、口臭が強くなる

お口の粘膜に当たる部分を改善すると、数日で治ることがほとんどです。

また、マウスピース矯正(インビザラインなど)の場合も注意が必要です。マウスピースの縁が頬や唇の内側粘膜に当たることがあります。マウスピースの縁が当たる粘膜の部分は、普段あまり食べ物が当たらない上部・下部のため、粘膜が弱く少しの刺激でも傷となり口内炎になりやすいとされています。

さらに、マウスピース矯正では「アタッチメント」と呼ばれる小さな突起を歯に装着することがあります。

アタッチメント…マウスピース矯正において、歯に力を加えるために歯の表側に取り付ける小さな突起のこと。

このアタッチメントが唇や頬に当たって口内炎の原因となることがあります。ただし、アタッチメントの形状は滑らかに設計されているため、痛みのリスクは比較的低めとされています。

ストレスや免疫力低下による「アフタ性口内炎」

矯正治療とは直接関係なく発生する口内炎もあります。それが「アフタ性口内炎」です。

アフタ性口内炎は、口内炎の中でもよく起こりやすい、白くて丸い口内炎です。数ミリ程度の大きさで、白い部分の周りは赤く囲まれた状態になっています。疲れ・ストレス・睡眠不足などによる免疫力の低下や、ビタミンB2などの栄養不足が引き起こす要因と考えられています。

矯正治療中は、装置の違和感や痛みからくるストレスが蓄積しやすい環境です。そのため、アフタ性口内炎も発生しやすくなる可能性があります。通常は約10日で治ることがほとんどですが、なかなか治らない・何度も繰り返すという場合には、他の病気が原因の可能性もあるため、歯科医院への相談をおすすめします。

栄養不足が引き起こす口内炎

栄養が偏った食事も、口内炎の大きな原因のひとつです。

矯正治療中は装置の影響で食べにくいものが増え、食事内容が偏りがちになることがあります。特にビタミンB群や鉄分が不足すると、口内炎ができやすくなります。矯正中は意識して栄養を摂ることが重要です。

矯正の種類と口内炎のできやすい場所

矯正装置の種類によって、口内炎ができやすい場所が異なります。

ワイヤー・ブラケット矯正の場合

ワイヤー・ブラケット矯正では、歯の表面に装置を付けるため、食事や会話の際に歯や唇が動くことで矯正器具が粘膜に当たり、傷となって口内炎ができる場合が多いです。

ブラケットがよく当たる頬の内側が、もっともできやすい部位です。また、八重歯など一部突出した歯がある場合は、そこだけ強く当たってしまい、カタル性口内炎ができやすくなります。さらに、ワイヤーが頬の粘膜に刺さってしまうことで口内炎になる場合もあります。特にワイヤーの一番後方部分が飛び出て痛くなるケースが多いとされています。

治療が進んでいくと、同じ部位に口内炎ができることは次第に少なくなっていきます。お口の中が装置に慣れてくることで、無意識に装置と粘膜が当たらないよう回避できるようになるためです。

裏側矯正(舌側矯正)の場合

裏側矯正では、矯正器具を歯の裏側(舌側)に装着します。そのため、主に舌に器具が当たってできる口内炎に悩まされる患者さんが多いです。舌の粘膜は繊細なため、痛みを強く感じやすい傾向があります。

マウスピース矯正の場合

マウスピース矯正では、マウスピースの縁が頬や唇の内側粘膜に当たることで口内炎が発生します。広い範囲に縁が当たるため、横長の傷ができやすいという特徴があります。ただし、ブラケット矯正と比べると装置の突起が少ないため、口内炎のリスクは比較的低いとされています。

口内炎の痛みを和らげる具体的な対処法

口内炎ができてしまったら、まず「触らない」ことが鉄則です。

口内炎は刺激するとその分炎症がひどくなったり、完治までの期間が長引いてしまったりするリスクがあります。手や舌で触れないのはもちろん、ブラッシング時や食事時もなるべく刺激しないよう工夫することが大切です。

矯正用ワックスで装置をカバーする

矯正装置によるこすれや傷が原因の場合には、「矯正用ワックス」の使用が効果的です。

矯正用ワックス…矯正装置を覆う粘土のようなもので、口内炎の痛みの緩和・再発予防の効果があります。主に治療を受けている歯科医院で入手できます。

ワックスの使い方は以下の通りです。

  • 手を洗って清潔な状態にする
  • ワックスを5mm程度、指でちぎって丸める
  • 装置周辺の水分をティッシュなどで拭き取る(水分があるとつきにくい)
  • ワックスをブラケットの凹凸に入り込むようにしっかり付ける
  • 両端のワイヤーまでカバーするようにつけると外れにくくなる

市販の口内炎薬を活用する

口内炎全般の対処法として、口内炎用の薬を使用することも選択肢のひとつです。軟膏タイプ、直接貼るパッチタイプ、スプレータイプなどがあり、炎症を鎮める効果があります。歯科クリニックでは基本的に塗り薬やパッチが処方されることが多いですが、口内炎の状態によっては飲み薬が処方されることもあります。

刺激の少ない食事を心がける

口内炎ができているときは、食事内容にも工夫が必要です。

以下のような食品は口内炎の悪化を招くため、できる限り避けることをおすすめします。

  • 辛いもの(わさび・カレーなど)
  • 酸っぱいもの(酢・レモンなど)
  • 味の濃いもの(しょうゆ・ソースなど)
  • 熱いもの
  • アルコール類・炭酸飲料

シチューやリゾット、茶碗蒸しやゼリー、ヨーグルトなどのとろみがあるものがおすすめです。また、脱水症状を防ぐためにも水分補給はしっかり行いましょう。

歯科医院で装置を調整してもらう

矯正用ワックスを使っても口内炎が改善されない場合は、矯正装置自体の調整が必要かもしれません。

同じ場所に何度も口内炎ができる場合は、装置の当たり方に問題がある可能性があります。歯科医師に相談すれば、ワイヤーの先端を削ってもらう、アタッチメントの形状を見直してもらうなどの対応が可能です。ワイヤーが刺さってしまっている場合は、迷わず歯科医院を受診し、飛び出ているワイヤーを切ってもらうなどの処置をしてもらいましょう。

矯正中の口内炎を繰り返さないための予防策

口内炎は、日々の生活習慣を見直すことで予防できる部分も多くあります。

口腔内を清潔に保つ

口内炎は細菌感染が関与していることも多いため、患部の清潔を保つことが大切です。矯正期間中は装置の影響でお口の中が汚れやすくなります。歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシなども活用して、口腔内を清潔に保つようにしましょう。口腔内が汚れていると口内炎の治りが悪くなるとも言われています。

栄養バランスを意識した食事

皮膚や粘膜の健康維持に役立つ栄養素を意識して摂取することが重要です。

  • ビタミンC:トマトやピーマンなどの緑黄色野菜、イチゴなど
  • ビタミンB2:ブロッコリー、納豆、チーズ、レバー、ウナギなど
  • ビタミンB6:ささみ、大豆、マグロ、バナナ、アボカドなど

矯正中は食事が偏ることもあるため、サプリメントで補うことも一つの方法です。

ストレスを溜め込まない生活習慣

ストレスが溜まっているときや免疫力が下がっているとき、睡眠不足や疲労などの体調がよくないときにも口内炎はなりやすいです。

矯正治療は長期にわたるため、日々のストレスをうまく発散し、十分な睡眠を確保することが大切です。「矯正中だから仕方ない」と我慢し続けるのではなく、生活習慣全体を見直すことが、口内炎の予防につながります。

 

「口内炎ができるのは体からのサイン。装置の問題だけでなく、生活習慣を見直すきっかけにしてみてください。」

 

定期的に歯科医院でチェックを受ける

口内炎が10日以上続く・何度も繰り返すという場合には、早めに歯科医院や口腔外科を受診し治療を受けることをおすすめします。稀に、口内炎に見えて別の疾患が隠れているケースもあるためです。

矯正治療中は定期的な通院が必要ですが、その際に口内炎の状態についても遠慮なく相談してみてください。歯科医師に伝えることで、装置の調整や適切な処置を受けることができます。

まとめ〜矯正中の口内炎は適切なケアで乗り越えられます

矯正中の口内炎は、多くの方が経験するトラブルです。

主な原因は「矯正装置による物理的な刺激(カタル性口内炎)」と「ストレスや栄養不足による免疫力低下(アフタ性口内炎)」の2種類です。矯正用ワックスの活用、刺激の少ない食事、口腔内の清潔維持、栄養バランスの改善といった対処法を組み合わせることで、痛みを和らげ、繰り返しを防ぐことができます。

もし口内炎が長引いたり、何度も繰り返したりする場合は、一人で悩まずに歯科医師に相談することが大切です。装置の調整や適切な処置によって、多くの場合は改善が期待できます。

矯正治療は長い道のりですが、正しいケアを続けることで、快適に治療を進めることができます。どうぞ焦らず、丁寧に取り組んでみてください。

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矯正治療のご相談は赤坂ONO Dental Clinicへ

赤坂ONO Dental Clinicでは、マウスピース矯正(インビザラインGO)をはじめ、患者さん一人ひとりに合った矯正治療をご提案しています。口内炎などのトラブルが気になる方も、まずはお気軽にご相談ください。

カウンセリングでは口腔内カメラを使用して現在の状態を丁寧にご説明し、複数の治療選択肢のメリット・デメリットをお伝えした上で、患者さんご自身が納得して選択できる治療を大切にしています。「歯科治療=怖い・痛い」というイメージをお持ちの方にも、できる限り負担を軽減した治療を心がけています。

  • 赤坂駅7番出入り口より徒歩1分の好立地
  • 平日(月・水・木)22時まで、土日18時まで診療
  • 歯科用レーザーを使用した痛みに配慮した治療
  • CT・マイクロスコープなど最新機器による精密治療
  • クラスB滅菌器による世界基準の感染対策

矯正治療に関するご不安やご質問は、どうぞ遠慮なくお申し付けください。WEB予約にも対応しています。

監修者プロフィール
院長 小野 雄大(おの たけひろ)先生

赤坂駅から徒歩1分の歯医者・歯科クリニック 赤坂ONO Dental Clinicの院長 小野 雄大

略歴
– 2015年3月:岩手医科大学 歯科医師臨床研修 修了
– 医療法人(秋田)、岩手医科大学放射線科、神奈川県内医療法人などで幅広く勤務
– 2024年2月:赤坂ONO Dental Clinic 開業

診療スタンス
– 丁寧なカウンセリングを重視し、口腔内写真やレントゲンを用いて現在の状態をしっかり説明
– 患者さまに治療内容のメリット・デメリットを理解していただいた上で選択してもらう治療方針を実践
– 自身も歯科治療の経験があることから、「患者さまに寄り添う治療」を大切にしている

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