歯の本数と健康寿命の深い関係|将来インプラントにしないために今できる予防歯科|赤坂ONO Dental Clinic|赤坂駅の歯医者・土日診療

〒107-0052 東京都港区赤坂5丁目4-11 ポルトボヌール2F(赤坂駅7番出入り口)

TEL. 03-6807-4668

ヘッダー画像

医療コラム

歯の本数と健康寿命の深い関係|将来インプラントにしないために今できる予防歯科|赤坂ONO Dental Clinic|赤坂駅の歯医者・土日診療

歯の本数と健康寿命の深い関係|将来インプラントにしないために今できる予防歯科

歯の本数が健康寿命を左右する科学的根拠

「80歳で20本の歯を残す」という目標をご存じでしょうか。

これは「8020運動」として日本歯科医師会が推進している取り組みですが、実はこの数字には明確な科学的根拠があります。歯の本数と健康寿命の関係は、単なる「噛む力」だけの問題ではありません。認知症のリスク、転倒による骨折、さらには要介護状態への移行まで、歯の健康が全身の健康に深く関わっていることが、近年の研究で次々と明らかになっています。

日本人の平均寿命は世界トップクラスですが、平均寿命と健康寿命の間には約10年もの差があります。この「不健康な期間」を短縮し、人生を最後まで自分らしく楽しむために、歯の健康がどれほど重要な役割を果たしているのか、そして将来インプラント治療を必要としないために今からできる予防歯科の具体的な方法について、詳しく解説していきます。

平均寿命と健康寿命の差を埋める「歯の力」

令和元年(2019年)の日本人の平均寿命は、女性が87.45歳、男性が81.41歳と、世界でもトップクラスの長寿国です。しかし、健康寿命との間には約10年の差があり、この期間は日常生活に何らかの制限を受けながら過ごすことになります。

健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことです。つまり、平均寿命と健康寿命の差は、介護や支援が必要な「不健康な期間」を意味しています。この期間をできるだけ短くすることが、私たち一人ひとりの人生の質を高めるために重要なのです。

歯の本数が健康寿命に与える影響

歯の残存本数が20本以上ある人と19本以下の人では、その後要介護になる割合に大きな差があることが分かっています。20本という数字は、「ほとんどの食べ物を不自由なく噛める」という研究結果に基づいた科学的な目安です。

人の歯は親知らずを除くと28本(上下14本ずつ)ありますが、そのうち20本が残っていれば、食事・会話・表情などの日常生活を支障なく行えるとされています。片側で上下10本ずつあれば咀嚼バランスが保たれ、野菜や肉、硬い食材も噛み砕くことができ、栄養摂取が安定します。

さらに重要なのは、噛む刺激が脳の活性化や認知機能維持につながるという点です。噛む力が残ることで、誤嚥性肺炎やフレイルの予防にも効果的であることが明らかになっています。

出典日本歯科医師会「8020現在歯数と健康寿命」(令和3年12月)より作成

認知症リスクは最大1.9倍に

歯の本数と認知症の関係について、非常に興味深い研究結果があります。歯が多く残っている人や、歯が少なくても義歯等を使用している人と、歯が少なく義歯を入れていない人を4年間追跡調査したところ、歯がほとんどなく義歯未使用の場合、認知症リスクが最大1.9倍、転倒リスクは2.5倍に上がることが分かりました。

この結果が示すのは、歯を失っても義歯などで補うことでリスクを抑えられるということです。歯が抜けたとしても、そのまま放置せずに適切な治療を受けることが、将来の健康を守るために極めて重要なのです。

出典医療法人社団アクセス「歯と健康寿命の関係|本数や義歯の有無で変わる健康リスクとは」(2025年5月)より作成

日本人の歯の喪失状況と年代別の変化

厚生労働省が5~6年に一度実施している歯科疾患実態調査によると、日本人の歯の喪失状況は年齢とともに大きく変化していきます。

45歳以上になると平均で1本以上の歯を失うようになり、その年齢を皮切りに歯の喪失本数はどんどんと増加していきます。具体的には、45~54歳で平均1.4本、55~64歳で3.0本、65~74歳で6.0本、75~84歳で11.2本、85歳以上では14.1本の歯を失っているというデータがあります。

歯を失う主な原因とは

8020推進財団の調査によると、歯を失う原因は年代によって変わります。20代~40代までで最も多いのは「う蝕(むし歯)」です。歯周病はその次に多く、次いで破折(歯が割れたり欠けたりすること)とされています。

一方、50代より上の年代になると、歯周病が最も多くなり、次いでう蝕、破折となっています。つまり、若い頃はむし歯対策が重要ですが、中高年以降は歯周病予防が歯を守るための最重要課題となるのです。

歯周病は単なる「歯茎の病気」ではありません。実際には全身に影響を及ぼす慢性的な炎症です。歯周病菌やその毒素が血流を通じて体内に入り込むことで、糖尿病の悪化、心筋梗塞・脳梗塞、誤嚥性肺炎、早産・低体重児出産といった様々な病気のリスクが高まるとされています。

出典ごとう歯科・矯正歯科クリニック「歯の本数は健康寿命に直結しますか?歯を守ることは命を守ること」より作成

将来インプラントにしないための予防歯科の実践

歯を失ってからインプラント治療を受けるのではなく、今ある歯を守ることが最も重要です。

予防歯科とは、むし歯や歯周病になる前に、定期的な検診とクリーニングによって口腔内の健康を維持する取り組みです。欧米では「治療」よりも「予防」に重点を置く文化が根付いており、その結果として高齢になっても多くの歯を保っている人が多いのです。

定期検診の重要性

定期検診では、むし歯や歯周病の早期発見だけでなく、歯石除去やクリーニング、歯磨き指導も行われます。検診結果に応じて、必要な治療やケア方法のアドバイスを受けられるため、日々のセルフケアにも役立ちます。

症状が現れる前に問題を発見し予防できることが、定期検診の最大の価値です。むし歯や歯周病は進行してからでは治療が大がかりになりやすく、費用や通院回数も増えます。定期検診によりトラブルを未然に防ぎ、健康な歯を長く保つ効果が科学的にも証明されています。

日常のセルフケアで実践すべきこと

歯周病予防に大切なのは、丁寧な歯磨きと健康的な生活習慣、そして定期的な歯科受診です。磨き残しがないように、デンタルフロスや歯間ブラシを併用したり、歯周病菌に対する殺菌効果を高める歯磨き粉やマウスウォッシュを使用したりするなど対策をとってみましょう。

特に重要なのは、歯と歯茎の境目を丁寧に磨くことです。この部分に歯垢が溜まると、歯周病の原因となります。また、就寝前の歯磨きは特に念入りに行うことをおすすめします。睡眠中は唾液の分泌量が減り、口腔内の細菌が繁殖しやすくなるためです。

オーラルフレイルへの注目

近年、「オーラルフレイル」という概念が注目されています。これは口腔機能の衰えを指す言葉で、身体的フレイルを誘導するリスク因子として位置づけられています。65歳以上の高齢者でオーラルフレイルが認められた人は、身体的フレイル発症リスクが2.41倍となるとの調査結果も示されています。

オーラルフレイルの兆候には、食べこぼしが増える、硬いものが噛みにくくなる、むせることが多くなる、滑舌が悪くなるといったものがあります。これらの症状に気づいたら、早めに歯科医院を受診することが大切です。

出典医薬産業政策研究所「フレイルの最新動向について」より作成

歯を失った場合の選択肢とインプラント治療

どれだけ予防に努めても、様々な理由で歯を失ってしまうことはあります。

その場合、そのまま放置するのではなく、適切な治療で補うことが重要です。歯を失った場合の治療法には、入れ歯、ブリッジ、インプラントの3つの選択肢があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、患者様の口腔内の状態や生活背景、ご希望に応じて最適な治療法を選択することが大切です。

インプラント治療の特徴

インプラント治療は、失った歯の部分に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。天然の歯に近い噛み心地と見た目を得られることが最大の特徴です。また、周囲の健康な歯を削る必要がないため、残っている歯への負担を軽減できます。

ただし、外科手術が必要であること、治療期間が比較的長いこと、保険適用外のため費用が高額になることなど、考慮すべき点もあります。当院では、カウンセリングを重視し、患者様一人ひとりの状況に合わせた治療提案を行っています。

インプラント治療を避けるための予防の重要性

インプラント治療は優れた治療法ですが、やはり天然の歯に勝るものはありません。治療には時間も費用もかかりますし、術後のメンテナンスも必要です。だからこそ、今ある歯を大切に守り、将来インプラント治療を必要としないようにすることが何より重要なのです。

予防歯科に力を入れることで、歯を失うリスクを大幅に減らすことができます。定期的な検診とクリーニング、日々の丁寧なセルフケア、そして早期発見・早期治療。これらを継続することが、将来の健康と医療費の節約につながります。

赤坂ONO Dental Clinicの予防歯科へのアプローチ

当院では、患者様の大切な歯を守る治療を最優先に考えています。

カウンセリングをとても重要視しており、初めに口腔内写真やレントゲンを撮影し、それらを一緒に見ながら現在の病態の説明、治療の提示を行います。症例によっては複数の治療を提示し、治療のメリット・デメリットを伝え、患者様の納得を得られた後に治療を開始します。

決して押し付ける治療はせず、理解を得た患者様が選択する治療を行っています。患者様の背景もありますので、最良の治療は患者様により様々です。病態・治療内容の理解をして頂くためにカウンセリングの時間は少し長めとなっております。

最新機器を導入した精密治療

当院では、CTやマイクロスコープを用いた精密治療や審美面に配慮したウルトラファインバブルなど最新機器を導入しております。また、歯科用レーザーを使用して痛みを極力減らし、患者様の負担を軽減する治療を心がけています。

衛生管理・感染対策にも力を入れており、クラスB滅菌器の導入など、世界基準の滅菌器を使用しておりますので、安心してご来院ください。

通いやすい環境づくり

赤坂駅7番出入り口より徒歩1分と好立地でアクセスしやすくなっております。また平日は月・水・木曜日は22時まで、土日は18時まで診療を行っておりますので、お仕事終わりや平日通えない患者様でも通院しやすい歯科クリニックです。

予防歯科、一般歯科から、インプラント、矯正、ホワイトニングまで幅広く対応しており、保険診療にも対応しております。初めての方もお気軽にご相談いただけます。

まとめ|今日から始める予防歯科で健康寿命を延ばす

歯の本数と健康寿命には深い関係があり、20本以上の歯を保つことが、認知症や転倒のリスクを下げ、要介護状態を予防することにつながります。

将来インプラント治療を必要としないためには、今日からの予防歯科が何より重要です。定期的な歯科検診、日々の丁寧なセルフケア、そして早期発見・早期治療。これらを継続することで、人生を最後まで自分の歯で楽しむことができるのです。

「歯科治療=怖い・痛い」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、当院では患者様の負担を減らし、寄り添った治療を行っていきたいと考えております。元気に長生きするためにも、未来の自分に健康な歯を守ってあげられるよう、一緒に取り組んでいきましょう。

歯の健康について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。詳しい診療内容や予約については、赤坂ONO Dental Clinicの公式サイトをご覧ください。

監修者プロフィール
院長 小野 雄大(おの たけひろ)先生

赤坂駅から徒歩1分の歯医者・歯科クリニック 赤坂ONO Dental Clinicの院長 小野 雄大

略歴
– 2015年3月:岩手医科大学 歯科医師臨床研修 修了
– 医療法人(秋田)、岩手医科大学放射線科、神奈川県内医療法人などで幅広く勤務
– 2024年2月:赤坂ONO Dental Clinic 開業

診療スタンス
– 丁寧なカウンセリングを重視し、口腔内写真やレントゲンを用いて現在の状態をしっかり説明
– 患者さまに治療内容のメリット・デメリットを理解していただいた上で選択してもらう治療方針を実践
– 自身も歯科治療の経験があることから、「患者さまに寄り添う治療」を大切にしている

TOP