インプラントとは?失った歯を取り戻す最新治療の全知識|赤坂の歯医者 赤坂 ONO Dental Clinic|赤坂ONO Dental Clinic|赤坂駅の歯医者・土日診療

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医療コラム

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インプラントとは?失った歯を取り戻す最新治療の全知識|赤坂の歯医者 赤坂 ONO Dental Clinic

インプラント治療とは?失った歯を再生する革新的な方法

歯を失うことは、見た目だけでなく咀嚼機能や発音にも大きな影響を与えます。かつては入れ歯やブリッジが主流でしたが、現在ではより自然な形で歯を取り戻せるインプラント治療が注目されています。

インプラントとは、失った歯の代わりに人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。天然の歯に最も近い見た目と機能を実現できる点が最大の魅力となっています。

私は赤坂ONO Dental Clinicの院長として、多くのインプラント治療を手がけてきました。患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療計画を立て、安心して治療を受けていただけるよう心がけています。

インプラントの基本構造と種類

インプラントは基本的に3つのパーツから構成されています。骨に埋め込む「インプラント体」、その上に取り付ける「アバットメント」、そして見た目の歯となる「上部構造」です。

インプラント体の素材は主にチタンまたはチタン合金が使用されています。チタンは生体親和性が高く、骨と結合しやすい特性を持っています。大きさは直径3〜5mm、長さ6〜18mmが一般的です。

アバットメントはチタンやジルコニアなどの素材が使われ、上部構造には審美性を考慮してセラミックやジルコニアが多く採用されています。最近ではハイブリッドセラミックという選択肢も増えてきました。

インプラントの歴史は意外と古く、現在主流となっているチタン製のスクリュー型インプラントが治療に応用されたのは約50年前です。日本でも多くの歯科医院でインプラント治療が行われるようになりました。

インプラントと差し歯の違い

インプラントと差し歯を混同される方が多いのですが、両者には決定的な違いがあります。差し歯は自分の歯根が残っていることが前提で、その上に人工の歯を装着します。一方、インプラントは歯根ごと失った場合に、人工の歯根を埋め込む治療法です。

つまり、歯を完全に失ってしまった場合、差し歯による治療はできません。インプラントは歯根から再建するため、より自然な形で歯の機能を取り戻すことができるのです。

どう思いますか?自分の歯に近い感覚で噛めることは、食事の楽しみを取り戻す大きな一歩になります。

インプラント治療のメリットとデメリット

インプラント治療には、他の歯の欠損補綴法と比較して多くのメリットがあります。まず何より、見た目が自然で審美性に優れている点が挙げられます。また、固定式なので取り外しの手間がなく、しっかりと噛むことができるため咀嚼力が高いのも特徴です。

さらに、ブリッジのように隣の健康な歯を削る必要がないため、周囲の歯に負担をかけません。これは長期的に見ると非常に重要なポイントです。

一方で、デメリットもあることを理解しておく必要があります。外科手術を伴うため、全身疾患によっては治療を受けられない場合があります。また、治療期間が長くなることや、保険適用外のため費用が高額になることも考慮すべき点です。

私の臨床経験からお伝えすると、インプラント治療は適切な症例選択と丁寧な治療計画が成功の鍵となります。患者さんの全身状態や口腔内の状況を詳細に検査し、最適な治療法を提案することが重要です。

 

インプラントは単なる歯の修復ではなく、失った咀嚼機能と笑顔を取り戻すための包括的な治療法です。

 

インプラント治療の流れと期間

インプラント治療は複数のステップに分かれており、一般的な流れをご説明します。まず初診時には、詳細なカウンセリングと検査を行います。口腔内写真やレントゲン撮影を通じて現在の状態を確認し、治療計画を立てていきます。

次に、CTスキャンなどの精密検査を行い、骨の量や質、神経や血管の位置を確認します。これにより、インプラントを埋入する最適な位置や角度を決定します。

その後、局所麻酔または静脈麻酔下でインプラント埋入手術を行います。手術方法には1回で終わる1回法と、歯茎の中に一度埋め込む2回法があり、患者さんの骨の状態によって選択します。骨量が不足している場合は、骨移植を行うこともあります。

治癒期間と上部構造の装着

インプラント埋入後は、骨とインプラントが結合するまで一定期間待ちます。これをオッセオインテグレーションといい、通常3〜6ヶ月程度かかります。この期間は患者さんの骨の状態によって異なります。

骨との結合が確認できたら、特殊な器具を用いた型取りを行い、上部構造(人工の歯)を製作します。まず仮歯を装着して噛み合わせや清掃性を確認した後、最終的な上部構造を装着します。

装着方法にはセメントで固定するセメント固定と、ネジで固定するスクリュー固定があり、それぞれに利点と欠点があります。患者さんの状態に合わせて最適な方法を選択します。

治療完了後も定期的なメンテナンスが非常に重要です。どんなに美しい歯が入ったとしても、その後のケアや噛み合わせの調整を行わなければ問題が生じる可能性があります。歯科医師と歯科衛生士による定期的なチェックを受けましょう。

最新のインプラント技術と進化

インプラント治療は近年、デジタル技術の導入により大きく進化しています。特に3Dスキャニング技術を用いた診断や治療計画は、より精密な治療を可能にしました。

当院でも導入しているCTスキャンを基にした3Dシミュレーションでは、インプラント埋入の位置や角度を事前に精密に計画できます。これにより手術の安全性が向上し、患者さんの負担も軽減されています。

また、インプラント素材の進化も目覚ましいものがあります。従来のチタン製インプラントに加え、生体適合性に優れたジルコニア製インプラントも選択肢として増えてきました。これにより金属アレルギーの心配がある方でも安心して治療を受けられるようになっています。

2025年現在、ポルトガルで開発された経鼻腔インプラント法(Trans-Nasal Implant Procedure)など、新しい技術も登場しています。これは無歯顎(すべての歯を失った状態)の患者さんに対する新たな選択肢として注目されています。

痛みを軽減する最新技術

インプラント治療に対して「痛そう」というイメージをお持ちの方も多いと思います。私自身も歯科治療で苦労した経験があるため、患者さんの不安や恐怖をよく理解しています。

現在では、歯科用レーザーを使用した低侵襲な治療や、静脈麻酔を併用することで、痛みや不安を大幅に軽減できるようになりました。当院でも歯科用レーザーを導入し、患者さんの負担を最小限に抑える治療を心がけています。

また、手術前の3Dシミュレーションにより、より正確で安全な手術が可能になり、術後の腫れや痛みも軽減されています。これらの技術革新により、インプラント治療はより身近で安心できる選択肢になっています。

あなたも歯を失って困っていませんか?最新技術を活用したインプラント治療で、自然な見た目と機能を取り戻すことができます。

インプラント治療の適応と注意点

インプラント治療はすべての方に適しているわけではありません。適応となるのは、基本的に全身状態が良好で、十分な骨量がある方です。ただし、骨量が不足している場合でも、骨移植などの追加処置によって治療が可能になることもあります。

注意が必要なのは、重度の糖尿病や骨粗鬆症、免疫不全などの全身疾患がある場合です。また、喫煙者は非喫煙者に比べてインプラントの成功率が低下するというデータもあります。

年齢については、骨の成長が完了している18歳以上であれば基本的に制限はありません。実際に80代、90代の方でも成功している例は多くあります。重要なのは年齢ではなく、全身状態や口腔内の状態です。

当院では、初診時のカウンセリングで詳細な問診と検査を行い、インプラント治療が適しているかどうかを慎重に判断しています。患者さん一人ひとりの状態に合わせた最適な治療法を提案することを心がけています。

インプラントのメンテナンスと長期予後

インプラント治療は手術して終わりではありません。長期的に良好な状態を維持するためには、適切なメンテナンスが不可欠です。

インプラント周囲炎という、インプラント周囲の組織に炎症が生じる病気があります。これを予防するためには、毎日の丁寧なブラッシングと定期的な歯科検診が重要です。

適切なケアを続ければ、インプラントは10年以上、場合によっては20年以上機能し続けることが期待できます。実際に、20年以上前に埋入したインプラントが今も機能している例も報告されています。

私たち赤坂ONO Dental Clinicでは、治療後も定期的なメンテナンスプログラムを提供し、患者さんのインプラントが長期間健康に機能し続けるようサポートしています。

まとめ:インプラント治療で取り戻せる笑顔と機能

インプラント治療は、失った歯を自然な形で再建できる革新的な治療法です。審美性に優れ、咀嚼機能も回復できるため、患者さんのQOL(生活の質)を大きく向上させることができます。

最新のデジタル技術や材料の進化により、より安全で精密な治療が可能になっています。また、痛みを軽減する技術も発展し、より快適に治療を受けられるようになりました。

ただし、インプラント治療はすべての方に適しているわけではありません。適切な診断と治療計画、そして治療後の継続的なメンテナンスが成功の鍵となります。

赤坂ONO Dental Clinicでは、患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療を提供しています。カウンセリングを重視し、治療のメリット・デメリットを丁寧に説明した上で、患者さんが納得して治療を受けられるよう心がけています。

失った歯でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。最新のインプラント治療で、自信を持って笑える日常を取り戻しましょう。詳しい情報や無料カウンセリングについては、赤坂ONO Dental Clinicのウェブサイトをご覧ください。

監修者プロフィール
院長 小野 雄大(おの たけひろ)先生

赤坂駅から徒歩1分の歯医者・歯科クリニック 赤坂ONO Dental Clinicの院長 小野 雄大

略歴
– 2015年3月:岩手医科大学 歯科医師臨床研修 修了
– 医療法人(秋田)、岩手医科大学放射線科、神奈川県内医療法人などで幅広く勤務
– 2024年2月:赤坂ONO Dental Clinic 開業

診療スタンス
– 丁寧なカウンセリングを重視し、口腔内写真やレントゲンを用いて現在の状態をしっかり説明
– 患者さまに治療内容のメリット・デメリットを理解していただいた上で選択してもらう治療方針を実践
– 自身も歯科治療の経験があることから、「患者さまに寄り添う治療」を大切にしている

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