ホワイトニングあれこれ(歯科とサロンの違い・白くなる訳・注意点)|赤坂ONO Dental Clinic|赤坂駅の歯医者・土日診療

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医療コラム

ホワイトニングあれこれ(歯科とサロンの違い・白くなる訳・注意点)|赤坂ONO Dental Clinic|赤坂駅の歯医者・土日診療

ホワイトニングあれこれ(歯科とサロンの違い・白くなる訳・注意点)

ホワイトニングは審美歯科では歯を白くする施術のことを言います。

【歯科とサロンのホワイトニングの違い】

歯科とサロンで施術されるホワイトニングは別物です。

金額面で言うと、歯科は¥30.000¥50.000ほどサロンは¥5.000¥10.000と料金が大きく異なります。

同じオフィスホワイトニングという名称ですが、ホワイトニングの内容は異なり、サロンは着色や汚れの除去により歯の白さを元の状態に戻す、歯科は元々の状態より白くする施術です。

歯科のホワイトニング時に使用される薬剤:過酸化水素、過酸化尿素は医薬品であるためサロンや市販品に含ませることは法律で禁止されています。サロンのホワイトニング時に使用されている薬剤は主に重曹、ポリリン酸、炭酸カルシウム、メタリン酸などになります。(歯磨き粉に含有されている薬剤とほぼおなじものです。)

歯の着色や汚れを除去し元に戻す施術は歯科ではクリーニングの一部(エアフローなど)と設定している歯科医院が大部分であり、歯科医院でのエアフローの金額は¥5.000¥10.000程度です。

歯科で使用されているライトはハロゲンやレーザーであり過酸化水素による漂白をより強くするために使用します。サロンで使用されるライトはLEDライトであり酸化チタンにLEDを当てることにより、歯の表面の汚れや着色を浮き上がらせる効果があります。

サロンは低料金でゆったりと丁寧な歯磨きをしたい方にはとても良い環境であり、歯を白くしたい希望がある方は歯科で施術と使い分けると良いと思います。

【どうして白くなるのか】

オフィスホワイトニングは2535%過酸化水素、ホームホワイトニングは10%過酸化尿素が使用されます。過酸化水素はフリーラジカルを発生します。フリーラジカルの持つ強い酸化力により歯の着色部分を分解し無色化、歯が明るくなって(歯の明度が上がって)白く見えるようになります。

(フリーラジカル:分子の持つ電子が足りない不安定な状態、不安定なため他の物質ここでは歯の色素から電子を奪い分解する)

過酸化水素は強い漂白作用がある分効果の持続時間が短く、過酸化尿素は少しずつ過酸化水素を生成するため弱く緩やかな漂白効果があります。

また歯科医院で行うホワイトニングでは、ホワイトニング剤を歯の表面に塗った後、光を当てます。これは先述のような色素を分解する化学反応が、光を当てることで強まるからです。

【注意点】

詰め物被せ物など、人工物はホワイトニングをしても白くすることができません。それらを白くしたい場合は、希望の色で作り直す必要があります。

そのためいずれ歯を白くしたいと考えている場合は、先にホワイトニングをし、ホワイトニング後の歯の色に合わせて詰め物や被せ物を作った方が経済的です。

 

また、歯はミネラル分の消失(脱灰)と歯の再形成(再石灰化)を繰り返しています。そのうち再石灰化の作用により、元のような歯の状態に戻っていくため色戻りが起こります。

また、日々の飲食により歯の表面に着色すると色戻りが起こります。

 

ホワイトニングをした後に、歯に白い斑点ができることがあります。これをホワイトスポットと言います。元から歯にホワイトスポットがある人は、ホワイトニングをすると模様が強調されて目立つようになり、歯の色がまだらになったと感じます。

ホワイトスポットとは、歯の表面のエナメル質が白く濁った状態のことを指します。ポツポツとした小さいものから帯状のものまで形態はさまざまです。

原因には歯の表面のエナメル質が溶け出す「脱灰(だっかい)」によるものか、生まれつきや幼少期に何かしらの理由でエナメル質が形成されない「エナメル質形成不全」が挙げられます。

 

1回の施術では希望の白さまで到達しない場合もあります。その場合は繰り返し行うことになります。また、人によっては白くなる歯の限界がありますので希望まで届かない場合もあります。

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